外壁重量が5t増加して、設計者判断で“問題なし”と言い切るのは少し無理があります。少なくとも検討書は必要だし、そもそも荷重が増える変更は危険側ですから、変更申請になるのが一般的。軽微変更で良いと言ってくれる方が珍しい。あとは、長期優良住宅の担当者の権限がどこまで有効か、というところがポイントですね。「検査機関が軽微変更で良いと言っている」といっても聞き入れないなら、従うしかないでしょう。それを施主に説明して、当初の外壁で納得してもらうか、なんとしてもタイルにしたいなら変更申請で対応するか、難しい選択ですね。以前に、当初の仕様が天井が塗装仕上だった部分に、天井を張る変更をしようとし、相談に行ったらやはり変更申請と言われました。たかだか10kg/uで、検討書も見せて問題ないことは明らかなのに。それぐらい、審査側もシビアになっているということでしょう。後々責任を追及されては困るので、わからなくもないのですが。最近は、どんなに些細な変更であっても、規則の中に記載されている軽微変更の項目以外は絶対に認めない傾向のようです。
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